日本ハム、痛恨逆転負けで鷹と4ゲーム差 栗山監督責任背負う「監督がヘボい」

日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山監督【写真:石川加奈子】

初回に清宮が3ランを放つも、空砲に終わる

■ソフトバンク 9-7 日本ハム(20日・札幌ドーム)

 日本ハムは20日、本拠地・札幌ドームでのソフトバンク戦で手痛い逆転負けを喫した。2位のソフトバンクとの差を詰める絶好のチャンスだったが、逆にその差を4ゲームに広げられた。

 初回に清宮幸太郎内野手の5号3ランなどで4点を先制。4回にも下位打線で2点を追加してソフトバンク先発の武田をKOした。だが、4点リードの6回に先発のロドリゲス投手が3連打を浴びて降板すると、リリーフした公文も3本の安打を許し、この回一挙5点を失って逆転された。

 その裏に渡邉のソロ本塁打で再び同点に追いついたものの、8回に宮西が2死満塁から中村晃に勝ち越しの左前適時打を許して競り負けた。試合後、テレビカメラの前で開口一番に「すみませんでした」と謝った栗山監督。結果的にチームを支えてきたリリーフ陣が逆転を許す格好になったが、いつものように選手を責めることは一切なかった。

「先に行けたのに、勝ちきれなかったのは本当に監督がヘボいから。みんな一生懸命やっているし、疲れも出ているのももちろん分かっている。うまく選手たちを生かしてあげられない監督の責任」と責任を一身に背負い込んだ。優勝マジックを9としている西武とは10ゲーム、2位のソフトバンクとも4ゲーム差。「どういう姿で野球をやるのか今、問われている。選手たちもわかってくれていると思うので、僕自身もそれをしっかり肝に銘じてやります」と指揮官は前を向いた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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