イチローが先発奪取に向けて猛アピール ジラルディ監督も打線の入れ替えを示唆

貧打に苦しむ名門の起爆剤となった

 イチロー外野手がアストロズとの第3戦で8番ライトで今季初出場、初先発を飾り、4打数2安打2得点の活躍を見せた。イチローが起爆剤となって、ヤンキースも4-2で勝利。今季初白星に貢献したイチローについて、ジョー・ジラルディ監督や地元紙も絶賛。4日(日本時間5日)のブルージェイズ戦で、2試合連続で先発する可能性も浮上し、外野手5番手という苦境からの脱却に向けて、大きな一歩を踏みしめた。

 昨年111敗を喫している格下相手に対し、3連敗の危機を脱したジラルディ監督は今季初めて起用したイチローを手放しで称賛した。

「今夜は彼にとってビッグナイトだった。非常に素晴らしいプレーをしてくれた。スプリングトレーニングの途中からずっと状態は良かった」

 指揮官はそう話し、貧打によって2連敗を喫していた名門の起爆剤となったベテランのパフォーマンスを高く評価している。

 チームメイトが凡退を繰り返していた3回表の1死の場面で迎えた今季初打席。イチローはフルカウントから巧みなバットコントロールで三遊間を破る初ヒットを放ち、打撃陣に漂う重苦しい雰囲気を振り払った。

 また、7回の第3打席にはレフトへ二塁打を放った。直後、この日ヤンキース初先発となったヤンガービス・ソラルテ三塁手が放った内野フライを相手がお見合いする間に、一気にホームを駆け抜けた。相手の隙を突いた好走塁はヤンキースの公式ツイッターの動画でも「イチローのハッスルプレー」と紹介された。

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