“ホームランもぎ取り男”、ツインズのハンターが現役引退へ
02年のオールスターでボンズの大飛球をスーパーキャッチ
ツインズのベテラン外野手、トリー・ハンターが今季限りで現役を引退すると、地元紙「スター・トリビューン」が報じた。
ハンターは1993年にドラフト1巡目(全体10位)でツインズから指名されて入団。01~09年に9年連続でゴールドグラブ賞に輝くなど守備の名手として知られ、メジャーデビュー後は瞬く間にスター選手となった。
02年のオールスターではセンターで先発出場し、バリー・ボンズの右中間へのフェンスオーバーの大飛球をジャンピングキャッチ。ホームランをもぎ取るスーパープレーは、オールスターの名場面として語り継がれている。この時のライトはイチローだった。
08年からエンゼルスに移籍し、守備力の低下もあって10年からはライトにコンバート。この年は、ヤンキースから移籍してきた松井秀喜ともチームーメートとしてプレーした。
13年からタイガースに所属し、打率3割4厘、2割8分6厘と2年連続で好成績をマーク。今季から古巣ツインズに復帰したが、打率2割4分と大きく数字を落としていた。
40歳になったハンターは同紙の中で「その時が来た。まだ野球を愛しているが、時間が精神的にも肉体的にも私に負担をかけている」と胸の内を明かしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count