ソフトバンク森が31セーブ目 タイトル視野に入るも「気にしてない」
終盤の連投もいとわず「12連投? いきましょう」
■ソフトバンク 6-4 オリックス(22日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの森唯斗投手が22日のオリックス戦で今季31セーブ目を挙げた。リーグトップのオリックス・増井浩俊に1セーブ差に迫ったが「気にしてないです」と素っ気なく語った。
2点リードの9回にマウンドに上がった森は、オリックスの打者に粘られて27球を投げた。それでも3者凡退に抑えてチームを4連勝に導いた。「粘られてもしっかり抑えられたのは自分の中でもプラス」と手応えを口にした。
初のセーブ王のタイトルも視野に入ってきたが「気にしてないです。取れるに越したことはないけど、気にしたら自分のピッチングがおかしくなるんで。シーズンが終わって取れてたらいいな、というくらい」と無関心。
この日で4試合連続登板となったが「(試合がない)月曜日とかを挟むと、僕としては連投とは考えてないんです」と、前日の移動日で連投カウントはゼロに戻したようだ。来週後半からは12連戦が待ち受けているが「12連投? いきましょう」と笑いながらも、最後は「いや、(チームが)勝ってたらいくしかないし、僕も投げたいです」と言い切った。現実的には無理な話としても、その言葉には守護神としての意気込みが表れていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)