ジャッジがまた“バズーカ送球” 156キロの剛速球バックホームで本塁生還阻止
ヤンキースはサヨナラでPO進出決める
ヤンキースは22日(日本時間23日)、本拠地オリオールズ戦に3-2でサヨナラ勝ちし、2年連続ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めた。手首の骨折から復帰したばかりのアーロン・ジャッジ外野手は3打数無安打に終わったものの、5回に96.9マイル(約156キロ)のバックホームを披露。相手の本塁生還を阻止し、勝利に貢献した。
2-1と1点リードで迎えた5回。1死二塁でジョセフが右前打を放つと、二塁走者のウィルカーソンが一気に本塁を狙った。しかし、前進してきたジャッジが打球を掴み、本塁へバズーカ砲のような送球。ワンバウンドで捕手サンチェスのミットに届き、ギリギリでアウトに仕留めた。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、この“バズーカ送球“の球速は96.9マイルを記録。メジャー屈指の大砲でありながら、強肩の持ち主としても知られるジャッジの豪快な補殺となった。
先発のリンはこの回、1点を奪われて同点に追いつかれたが、ヤンキースは延長11回にヒックスがサヨナラ打を放ち、プレーオフ進出が決定。復帰後まだホームランが出ていないジャッジだが、まずは一発勝負のワイルドカードゲームに向けて状態を上げていきたいところだ。