元阪神・呉昇桓、年俸約3億円で契約自動延長 今季70試合登板で条件満たす
ダイヤモンドバックス戦で見事な火消し、今季20ホールド目をマーク
ロッキーズに所属する元阪神の呉昇桓投手が23日(日本時間24日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に3番手で登板し、2/3回を無安打無失点1奪三振に抑えて今季20ホールド目を挙げた。今季の登板数は70試合に到達。条件を満たし、自動的に来シーズンも契約延長となった。
呉昇桓は2点リードの8回1死一、二塁のピンチで登板。ポロックを空振り三振に仕留めると、マルテを中飛に打ち取り、火消しに成功した。ロッキーズは9回を守護神デービスが抑えて2-0で勝利。逆転での地区優勝へ向け、首位ドジャースを1.5ゲーム差で追っている。
今季はブルージェイズで開幕を迎えた右腕は、7月にプレーオフ進出を目指すロッキーズに移籍。期待に応え、安定感のある投球を続けている。ブルージェイズでは48試合、そしてロッキーズでは22試合に登板し、防御率2.73をマーク。今季の登板数は計70試合となった。
呉昇桓の契約には一定の条件を満たせば来季は年俸250万ドル(約2億8000万円)で自動延長となるベスティング・オプションが含まれている。その条件が70試合登板だった。これでフリーエージェント(FA)にはならず、渡米4年目のシーズンをメジャーリーガーとして迎えることが決まった。
阪神からカージナルスに移籍した2016年は76試合で防御率1.92と圧巻の活躍も、2年目は62試合登板で防御率4.10と成績を落としていた呉昇桓。しかし、3年目はしっかりと立て直し、見事に来季の契約を勝ち取った。