大谷の新人王“ライバル”が26号 NY記者が支持「私ならアンドゥハーに入れる」

エンゼルス・大谷翔平(左)、ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)、ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】

名物レポーターがアンドゥハー称賛「オオタニはとてつもない選手」も…

 ヤンキースのルーキー、ミゲル・アンドゥハー内野手が25日(日本時間26日)の敵地レイズ戦で今季26号ソロを放ち、9-2での勝利に貢献した。今季は144試合出場で打率.298、87打点をマーク。開幕直後に二刀流でメジャーを沸かせ、現在は打者に専念して好成績をマークしているエンゼルスの大谷翔平投手も新人王候補に名前が挙がっているが、ヤンキースの試合を中継するニューヨークのテレビ局「YESネットワーク」の名物キャスターは「もし私に新人王の投票権があるなら、アンドゥハーに入れます」と宣言している。

 アンドゥハーはこの試合、3回に犠飛を放つと、9回には快音を響かせた。左腕ヌニョからレフトスタンドに運ぶソロ本塁打。8-2の場面でとどめを刺す一発となった。

「ESPNスタッツ&インフォ」は、公式ツイッターで「ミゲル・アンドゥハーは年間の本塁打数を26本とし、ヤンキースの新人史上で単独3位となった」と、このホームランの重要性について紹介。過去にアンドゥハーを上回ったのは、アーロン・ジャッジ(52本、2017年)とジョー・ディマジオ(29本、1936年)の2人だけだという。また、ここまで42本の二塁打を放っているが、これは松井秀喜氏(2013年、42本)を抜いてヤンキースのルーキー史上単独2位の記録。「YESネットワーク」によると、これを上回るのもディマジオ(44本)だけで、アンドゥハーが抜く可能性も残されている。

 さらに、名物レポーター、カリー氏は同局の番組に出演し、「オオタニはとてつもない選手です。ベーブ・ルース以来、世間がお目にかかれていない二刀流の選手です。彼は打って良し、投げて良しです」と指摘。投打で圧倒的な能力を見せる大谷をまずは高く評価している。

 しかし、続けて「彼はエンゼルスで最終的に10試合に先発登板しました。その後、残念なことに彼は怪我を抱えてしまい、投手を休業せざるを得なくなってしまいました。打席に立ち続けており、凄まじい成績を残しています」と、大谷に離脱期間があったことに言及。一方で、アンドゥハーについては「とは言うものの、彼はドゥルーリーがシーズン序盤に離脱して以降ほぼ毎試合でプレーしており、その活躍ぶりに注目しています。彼は打順が7番、8番、9番で先発出場していましたが、自力でラインナップの中核まで這い上がってきました。彼は新人選手として残してきた数々の功績がある為、ジョー・ディマジオやミッキー・マントルらと幾度となく比較されてきています」と絶賛している。

 最後は「もし私に新人王の投票権があるなら、アンドゥハーに入れます」と、大谷のライバルが新人王にふさわしいと明言。大谷が新人王だと宣言する記者もいるが、地元ニューヨークのメディアは当然ながら“アンドゥハー推し”。接戦となる可能性も十分にありそうだ。

(Full-Count編集部)

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