ソフトバンク、怒涛の猛攻で3回に同点　対鷹18戦未勝利の菊池つかまる

柳田の二ゴロは折れたバットの“アシスト”で適時内野安打に

■西武 – ソフトバンク（28日・メットライフ）

　ソフトバンクが試合を振り出しに戻した。28日、敵地メットライフドームで行われた首位・西武との直接対決第2ラウンド。初回に千賀が山川に3ランを浴びて先制されたソフトバンクが3回、西武先発の菊池を打ち崩して同点に追いついた。

　この回、先頭の甲斐が左前安打で出塁すると、続く上林はセーフティー気味に一塁線へバント。これを一塁・山川が処理を焦って悪送球（記録は内野安打と失策）し、無死二、三塁のチャンスを作った。

　続く川島の二ゴロの間に1点を返すと、2死三塁で柳田はバットをへし折られる二ゴロに。だが、折れたバットが二塁・浅村に向かって飛んで行ったために、浅村は後退しながら打球を処理。柳田の足が勝り、ラッキーな形で適時内野安打となった。さらにデスパイネが左翼線二塁打で続き、中村晃が左前適時打で同点となった。

　西武の先発・菊池は、プロ入り後、ソフトバンク戦に通算18試合に投げて0勝13敗と、いまだ未勝利。初回から3点の援護をもらったものの、簡単には初勝利にはたどり着けないようだ。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）