ヤンキースが今季264本塁打でMLBタイ記録 大砲ジャッジ「破ってやろう」
1997年のマリナーズに並ぶMLB最多タイ
ヤンキースが28日(日本時間29日)、敵地でのレッドソックス戦で4本塁打を放ち、今季のチーム本塁打数を264本とした。これで1シーズンあたりのチーム本塁打数では、1997年のマリナーズが樹立したメジャー最多記録に並んだ。ヤンキースは2試合を残しており、メジャー新記録樹立はほぼ確実となった。
重量打線が本領発揮だ。“ベイビー・ボンバーズ”とも呼ばれる若き強打者たちが、1試合に4本塁打を放った。まずは3回にサンチェスが18号先制ソロをかけると、4回にはヒックスが27号3ラン。7回にはボイトが右中間へ14号ソロを運び、最後はジャッジが8回に27号ソロで締めた。
これでヤンキースの今季チーム本塁打数は264本となり、メジャー最多記録に並んだ。球団公式サイトによれば、昨季本塁打王となったジャッジは、確実視される記録更新に「エキサイティングだね。このチームには強打者が揃っている。特にボイドが加わってから、みんな本領発揮だ。彼の影響力は大きい。最多記録に並んだんだから、破ってやろうじゃないか」と力強く宣言したという。
ワイルドカード(WC)としてプレーオフ進出が決まっているヤンキースは、アスレチックスと戦う一発勝負のWCゲームに勝てば、リーグ勝率1位のレッドソックスと地区シリーズを戦うことになる。すぐに対戦するかもしれない相手に、ホームラン大量生産で勝ち越し、プレーオフ勝利の伏線を張っておきたい。