西武、1日遅れのV祝い星 秋山決勝弾&多和田16勝で最多勝へ前進
日本ハムは上沢好投も、手痛い逆転負け
■西武 2-1 日本ハム(1日・札幌ドーム)
10年ぶり22度目の優勝を決めた西武が、1日遅れの優勝を祝う勝利を飾った。歓喜の胴上げから一夜明けた1日、敵地・札幌ドームでの日本ハム戦。1点ビハインドの8回に山川が47号同点ソロを放つと、9回に秋山が勝ち越しの24号ソロ。先発の多和田は8回8安打で16勝目をあげ、最多勝に大きく前進した。
日本ハム先発の上沢の前にあと1本が出ず苦戦していた打線が終盤に試合をひっくり返した。8回先頭の山川が、右腕のスライダーを左中間スタンドへ放り込み、47号ソロで同点に。同点の9回には1死から秋山はバックスクリーン右に飛び込む24号ソロで勝ち越した。
ハーラートップの15勝をマークしている先発の多和田は8回を8安打1失点。7回には先頭の横尾の打球を足に当てるアクシデントがありながらも、続投した。8回を1失点にまとめると、9回に味方が勝ち越して白星が転がり込んだ。チームメートの菊池に2勝、ロッテのボルシンガーとソフトバンクの石川に3勝の差をつけ、最多勝のタイトルに近づいた。
日本ハムは痛恨の逆転負け。4回に近藤の右翼フェンス直撃の二塁打、中田の中前適時打で1点を先制したが、なかなか追加点が奪えず。好投していた上沢は8回に山川に同点弾を浴びて降板し、9回に玉井が決勝弾を浴びた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)