前田健太は地区シリーズでもキーマン! MLB公式「切り札と呼べる存在」

ドジャース・前田健太【写真:AP】
ドジャース・前田健太【写真:AP】

地区シリーズの展望記事掲載

 ドジャースの前田健太投手は1日(日本時間2日)に本拠地で行われたロッキーズとのワンデープレーオフで打者2人を抑える完璧救援で5-2の勝利に貢献。次なる舞台はブレーブスとの地区シリーズとなる。MLB公式サイトは地区シリーズのキーマンに前田を指名している。

 4日(日本時間5日)から始まるブレーブス(東地区優勝)対ドジャース(西地区優勝)のナ・リーグ地区シリーズの展望記事で、同サイトは「ドジャースに関する6つの疑問」という記事を掲載。その2番目で、ドジャースのブルペン陣についての課題を挙げた。

 まず、クローザーのケンリー・ジャンセンが昨年より安定感を欠いていること。不整脈の持病を抱え、1日(日本時間2日)の地区優勝決定戦でも、9回にロッキーズのアレナド、ストーリーに2本塁打を浴びた。レギュラーシーズンでキャリア最悪の13被弾を喫したジャンセンの復活を、ロバーツ監督、ハニカット投手コーチとも重要課題だと語っていると記事は報じた。

 その上で、ジャンセンにつなぐセットアッパーの存在も重要だとして、右の前田、終盤戦で先発からリリーフに回った左のウッドがキーマンになると言及。「(昨年、絶対的なセットアッパーだった)ブランドン・モローがいない今季、切り札と呼べる存在はケンタ・マエダだ。彼の能力は救援投手としてより機能する」と前田がどこまでブレーブス打線を抑えられるかが、ドジャースの生命線になるとしている。

 先発について、ドジャースはツイッターで、第1戦には柳賢振、第2戦にカーショウを先発させると発表。昨年はワールドシリーズに進出、第7戦までもつれながらアストロズに敗れ世界一はならなかったが、1988年以来30年ぶりのワールドチャンピオンに輝くためには、前田の活躍が不可欠になるのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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