鷹・本多、6日西武戦はフル出場 工藤監督明言「雄姿を見ていただけたら」

ソフトバンク・本多雄一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・本多雄一【写真:藤浦一都】

全盛期の1番か2番で出場へ「ファンのイメージの強いところで」

 今季限りで現役を引退するソフトバンクの本多雄一内野手が3日、本拠地ヤフオクドームで引退会見を行った。2005年に大学生・社会人ドラフト5位で三菱重工名古屋からソフトバンク入りし、2度の盗塁王に輝くなど正二塁手として活躍。2013年のWBCにも出場した名手が、鷹一筋13年の現役生活に幕を下ろすことを決めた。

 ソフトバンクはこの日、今季の本拠地最終戦となる6日の西武戦で本多の引退試合を行うことを発表。試合後には引退セレモニーも行うとしている。この日の会見前に本多と言葉を交わしたという工藤公康監督はこの日「もちろん出てもらいます。順位も決まりましたんで、最初から、問題が何もなければ、最後まで出てもらいます。最後、皆さんに彼の雄姿を見ていただけたら。盗塁はフリーで。いけるところはいってくれ、と」と語り、基本的には先発フル出場させる考えを示した。

「打順は決めていない」という指揮官だが、「皆さん1番がいいんでしょ? さすがに9番ということはないです。彼の1番、ファンのイメージの強いところで。そこでずっと頑張ってきたので、それは私の頭の中にもあります」と話しており、全盛期の1番か2番での出場となる見込み。13年間、ホークスを支えてきた本多が、ファンの前で最後の雄姿を見せる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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