ドジャース地区S初戦は柳賢振に託す 指揮官「これまで見た中で最高の状態」
初戦は柳賢振、2戦目はエース左腕カーショーが先発
ナ・リーグ西地区6連覇を果たしたドジャースは4日(日本時間5日)から始まるブレーブスとの地区シリーズに挑む。決戦前日の3日(同4日)に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は初戦に先発する柳賢振投手に「私がこれまで見た中で、彼は最高の状態にいる」と絶大な信頼を置いていることを語った。
柳賢振は今季15試合に登板し7勝3敗、防御率1.97と安定した成績を残した。昨年は5勝9敗、防御率3.77と不安定な投球が続いていたがロバーツ監督は「彼は今年非常に安定した活躍をしている。(怪我をしたけど)復帰して非常に良い投球をしていた。私がこれまで見た中で、彼は最高の状態にいると思う。彼は準備ができている」と初戦に起用した理由を説明。
エース左腕カーショーが第2戦の先発に回ったことには「彼は我々の中で最高の投手だ。彼はキャリアの中で常にそれを証明してきた。我々はじっくり考え抜いて決めたことだ。(この決断が)どういう展開を見せようが、これが初戦と第2戦で勝利する最高のチャンスを与えてくれると感じている」と語った。
チームにとって一番の不安要素は守護神のケンリー・ジャンセンだ。1日(同2日)の地区優勝決定戦でも、9回に2本塁打を浴びるなどシーズン同様に不安定な投球が続いている。それでも指揮官は「私の信頼度は高い。この大きな舞台で彼が好投してくれるという期待はここ3年間変わっていない。ケンリーはとても自信を持っている選手だ。彼は心配していないだろうし、私も心配してはいない」と、守護神不変を口にした。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)