上原浩治の来季起用法に変化も? レ軍に新守護神候補の獲得の可能性が浮上
上原は「最高のクローザーの1人」も球団に新たな守護神獲得の動き
守護神・上原浩治投手を擁するレッドソックスが新たなクローザーの補強を進めていると地元紙「ボストン・グローブ」が報じている。
記事では守護神の上原浩治投手について「彼は最高のクローザーの1人だ。コウジ・ウエハラは過去3シーズンの防御率1・86。レッドソックス加入後の9イニング当たりの奪三振数11・5。上原のセーブ機会における成功率は88パーセント。彼の実績はどんなクローザーであっても誇れるものだ」と高評価を与える一方、懸念材料についても言及。来年4月に41歳となる年齢と、2013年に平均89・2マイルだったフォーシームが平均87マイルまで低下した点を不安要素として挙げている。
今季終盤から強化責任者に就任したデイブ・ドンブロウスキ氏は記事の中で、「我々は彼がいてくれて嬉しい。(役割について)個人的に答えるのは難しい。だが、彼のシーズン通じての成績をみれば、良いものだ。我々スタッフ陣は彼が未だに試合の終盤でまだ投げることができると感じているし、仕事もやり切れると思っている。その一方で、私は彼が若くないことも知っている」とコメント。上原に対して信頼を寄せる一方で、絶対的なクローザーとして来季起用するか否かは明言を避けたという。
さらに地元紙はレッドソックスが新たなクローザーの獲得に動いているとレポート。タイガースからフリーエージェント(FA)となったホアキン・ソリア投手の代理人とドンブロウスキ氏が交渉を持ったという。記事では31歳のソリア右腕が2012年にトミー・ジョン手術から順調に回復し、過去3シーズンで防御率2・99、9回当たり9・3奪三振の成績を残していることを紹介。また、来季オフにFAとなるレッズの時速170キロ男、アロルディス・チャップマン投手をトレードで獲得する可能性も指摘している。