超美技の裏にあった“究極の選択” 「一塁・ベルトラン」の誕生でイチローの定位置奪取は実現するか
数々のアクシデントがイチローの出場機会を生んだ
ヤンキースのイチロー外野手(40)が、13日のレッドソックス戦でフェンスにぶつかりながらも右中間への大飛球をジャンプしてつかむ超美技を見せ、日米両国の話題をさらった。
3-2の8回1死で飛び出したビッグプレー。イチローがライトでなければ、デビッド・オルティスの強烈な打球は右中間を破っていた可能性が高く、ヤンキースはこのゲームを1点差で逃げ切れていなかったかもしれない。
ヤンキースタジアムで盛大なスタンディングオベーション、そして「イチローコール」を浴びた名手の華麗な守備を見ると、やはり外野手の5番手という扱いはもったいないと思えてくる。
もっとも、数々のアクシデントが重ならなければ、絶賛の嵐を呼んだプレーは生まれていなかったかもしれない。まずは、この試合のラインアップを振り返ってみよう。
1番・左翼 ブレット・ガードナー
2番・右翼 カルロス・ベルトラン
3番・中堅 ジャコビー・エルズベリー
4番・DH アルフォンソ・ソリアーノ
5番・捕手 ブライアン・マッキャン
6番・二塁 ヤンガービス・ソラルテ
7番・三塁 ケリー・ジョンソン
8番・一塁 フランシスコ・セルベリ
9番・遊撃 ディーン・アンナ
ジョー・ジラルディ監督は試合前、デレク・ジーターが右ふくらはぎ痛、ブライアン・ロバーツが腰痛で出場できないと明言。マーク・テシェーラも右太もも裏痛で故障者リスト(DL)入りしているため、内野手は完全に人手不足となっていた。2番手捕手のセルベリが一塁で先発出場するという事態だったのだ。