【プレミア12】台湾、キューバに競り勝ち3位浮上 林智勝が決勝3ラン
キューバは11安打で1点止まり
プレミア12台湾代表が14日、キューバ代表に4-1で競り勝ち、グループA3位に浮上した。
試合を決めたのは台湾球界を代表するスラッガーだ。同点の8回1死一、二塁から、3番・林智勝(リンジシェン)が右腕・ペタンコートのチェンジアップをジャストミート。左越えへ消える決勝の3号3ランで、赤い稲妻を沈めた。
林智勝は前打者が敬遠四球で歩かされた6回2死満塁で空振り三振。8回も1死二塁から前打者の敬遠四球で打席を迎えていた。09、10、12年と台湾球界で本塁打王に輝いた大砲が、燃えないわけがなかった。
台湾は2回2死一、二塁から日本ハム・陽岱鋼の中前適時打で先制。3回以外毎回安打で塁上をにぎわせたものの得点できず、6回に同点に追いつかれていた。「1番・中堅」で先発出場した日本ハム・陽岱鋼は二ゴロ、中前適時打、空三振、空三振、投犠打で4打数1安打1打点だった。
キューバは2回以降、毎回安打を放ったが、あと1本が出ず。11安打も1得点と貧打に泣いた。今季開幕前にDeNAを電撃退団したY.L.グリエルは「3番・三塁」で先発出場し、空三振、中飛、三塁打、左邪飛で4打数1安打だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count