田中将大、今年もPSで躍動 辛口NYメディアも絶賛「最高」「成功」「輝いた」
PS防御率は“歴代5位”の1.50、1勝1敗の五分で本拠地ヤンキースタジアムへ
■ヤンキース 6-2 Rソックス(日本時間7日・ボストン)
ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、敵地での地区シリーズ第2戦レッドソックス戦でチームを6-2の勝利に導いた。5回3安打1失点4奪三振1四球の好投で自身プレーオフ(PO)3勝目。対戦成績を1勝1敗とする大仕事をニューヨークメディアも絶賛している。
9月20日(同21日)の対戦では4回8安打5失点と打ち込まれていた宿敵との対戦。田中は安定感抜群の投球で強力打線を抑え込んだ。失点は、3点リードの4回にボガーツにソロ本塁打を浴びた1点のみ。レギュラーシーズン267本塁打のメジャー記録を樹立した打線もサンチェスの2本塁打、ジャッジの3戦連続弾などで得点を重ね、星を五分に戻して8日(同9日)から本拠地ヤンキースタジアムで2試合を戦う。
辛口なNYメディアは、サンチェスやジャッジの活躍を中心に伝えているが、田中を称える記事も多かった。
ニューヨークの地元紙「ニューズデイ」は「マサヒロ・タナカはフェンウェイでのヤンキースの第2戦勝利で輝いた」との見出しをつけ「タナカは5イニング投げ、4回のザンダー・ボガーツの本塁打の1失点に抑えた。タナカのポストシーズン5登板の通算防御率は1.50である」と速報。さらに、「このポストシーズンにおいて、ヤンキースの先発投手として最長の登板となった」と伝えている。
また、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「良かった選手」として「マサヒロ・タナカ」の名前を挙げ、「タナカは最高だった。ハップが炎上した翌日、5イニング1失点に抑えた。良いスプリットを武器に、タナカはそれで空振りを8回奪った。彼は4奪三振、1四球だった」と称賛。地元メディア「northjersey.com」も「土曜日の第2戦はヤンキースの先発マサヒロ・タナカにとっても成功だった。彼は5イニングで1失点に抑えた」と投球を評価した。
防御率1.50は、ポストシーズンに5試合以上先発している投手の中で歴代5位となった田中。1位から4位までは、サンディー・コーファックス(0.95)、クリスティ・マシューソン(1.06)、エディ・プランク(1.32)、ビル・ハラハン(1.36)となっている。ニューヨークで最も強く求められるポストシーズンでの絶大な勝負強さで、田中も歴史に名を刻みつつある。
(Full-Count編集部)