試合時間を勘違い!? 4回途中6失点で背信KO、ヤ軍セベリーノに“凡ミス疑惑”

先発したヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:Getty Images】
先発したヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:Getty Images】

1勝1敗で迎えた第3戦で大量失点、MLB公式が“凡ミス疑惑”を伝える

■ヤンキース – レッドソックス(日本時間9日・ニューヨーク)

 ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は8日(日本時間9日)、本拠地で迎えたレッドソックスとのア・リーグ地区シリーズ第3戦で先発し、3回0/3を6失点と1勝1敗で迎えた重要な一戦で大炎上した。エース右腕には、試合開始時間の勘違いで準備不足だったという衝撃の“凡ミス疑惑”が浮上している。MLB公式サイトが伝えている。

 セベリーノは強打を誇るレッドソックス打線に掴まり、3回までに3失点。4回もヒット2本と四球で無死満塁の大ピンチを作り、降板となった。リン、グリーンという中継ぎ陣も打ち込まれ、この回大量7失点で10点差に。背信のマウンドとなった24歳の本格派右腕にとんでもない“凡ミス疑惑”が浮上している。

 第2戦では、田中将大投手に対する人種差別的な表現で謝罪に追い込まれたテレビ局「TBS」の解説者、ロン・ダーリング氏はセベリーノがこの日の午後7時32分になって、ようやくブルペンで投球練習を開始したと指摘したという。

 記事では「これは試合開始の10分前だ。第3戦の試合時間を把握していなかったようだ」と指摘している。田中が登板した敵地第2戦、そして、セベリーノが先発したアスレチックスとのア・リーグワイルドカード戦の試合開始は現地午後8時15分開始だったために、セベリーノは開始時間を30分勘違いしていた可能性が高いというのだ。

「ルイス・セベリーノの後半戦のローラーコースターは月曜日の夜、新たな急降下を迎えた。ワイルドカードゲームよりもファストボールのスピードは時速1マイル(約1.6キロ)以上遅かった」

 記事では準備不足で自慢のファストボールの球速が低下していた可能性も指摘している。田中の好投で星を五分に戻して迎えたヤンキースタジアムでの一戦。宿敵相手の伝統の一戦で若きエースが本当に凡ミスを犯してしまったのだとすれば、ヤンキースにとっても高くつきそうだ。

【動画】アップ開始は試合開始の僅か”10分前”!? 背信投球のセベリーノが試合開始間際でプルペン投球を始める様子

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