高校生はすでに108人が提出のプロ野球志望届 締め切りは11日
大阪桐蔭は根尾、藤原らが提出、吉田は10日に記者会見の予定
日本高野連は5日から公式サイトで「プロ野球志望届」提出者の一覧を掲載している。25日のプロ野球ドラフト会議に向け、提出期限は11日となっているが、すでに108人が公示済み。今夏の甲子園でも活躍した選手が多くリストに載っている一方、プロ注目ながら、まだ公示されていない選手もいる。休日は提出者一覧が更新されないため、6~8日はリストが変わらなかったが、9日から再び公示される選手に注目が集まる。
今年、史上初2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭は、柿木蓮投手、根尾昂内野手、藤原恭大外野手、横川凱投手の4選手が志望届を提出した。特に、スピード、パワー、守備力を兼ね備えた4番・藤原、本職は遊撃手ながら投手として最速150キロを誇る「二刀流」根尾は評価が高く、ドラフトでは1位競合の可能性もありそうだ。
根尾と同じ遊撃の小園海斗内野手(報徳学園)もドラフト1位候補。3日に日本高野連から公示された。智弁和歌山の林晃汰内野手、花咲徳栄の野村佑希、今夏の甲子園に出場できなかった早実の野村大樹といったスラッガーも、すでに志望届を提出している。
また、投手では、柿木をはじめ、浦和学院の190センチ右腕・渡邉勇太朗投手、明徳義塾の日本代表右腕・市川悠太投手、倉敷商の最速151キロ右腕・引地秀一郎らがすでに公示。ドラフト上位候補として注目されている。
一方で、金足農を甲子園準優勝に導き、その進路が注目されてきた吉田輝星投手はまだ志望届を提出していないが、10日に記者会見を行う予定。190センチ、88キロの恵まれた体格で投手としても活躍した横浜の万波中正外野手の動向にも注目が集まる。
締め切りまで残りわずかとなったが、あと何人の選手がプロ志望届を提出するのか。大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)