田中将大は「大一番のために生きている」 エースKOで辛辣NYファン最後の望み!?
第2戦で好投の田中にファンは絶大な信頼「常に活躍」「信頼している投手はタナカだけ」
ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は8日(日本時間9日)、本拠地で迎えたレッドソックスとのア・リーグ地区シリーズ第3戦で4回途中6失点の大乱調に終わり、KOされた。若きエース右腕の背信投球にヤンキースファンは落胆。第2戦で5回1失点と好投し、勝利投手となった田中将大投手こそが「ヤンキース唯一の信頼できる先発投手」との声が上がっている。
田中の好投で星を五分に戻し、ヤンキースタジアムに舞台を移して行われた宿敵対決第3R。ヤンキースタジアムに詰め掛けたニューヨーカーは、悪夢を見させられた。
3回までに3失点を喫した先発セベリーノが、4回に1アウトも取れず満塁のピンチを招く。ここで降板を余儀なくされた。マウンドを引き継いだリンが打ち込まれ、自責点6。ヤンキースはこの回、痛恨の7失点で大敗。若きエースはポストシーズンの大一番で背信のピッチングとなった。
セベリーノは今季のレギュラーシーズンでは19勝8敗、防御率3.39。10月3日(同4日)のアスレチックスとのワイルドカードゲームでは先発し、4回無失点の好投を見せていた。昨年のポストシーズンでは、ワイルドカードゲームで1/3回を2被弾3失点と炎上後、インディアンスとの地区シリーズでは第4戦で7回3失点と好投。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズでも第2戦で4回1失点と好投したが、王手をかけて迎えた第6戦では4回2/3を3失点で敗戦投手となっていた。圧倒的な力を持ちながら、大舞台で力を発揮しきれない「エース」にヤンキースファンは落胆し、ツイッター上では第2戦で好投を見せた田中を改めて評価していた。
「セベリーノよりタナカは上だ。タナカは大一番のために生きている。常に活躍してくれる」
「大一番で投げられる投手はタナカだけ」
「彼(セベリーノ)はエースではなかったということかな。タナカのような大舞台に強い投手ではない」
「タナカがヤンキースのプレーオフで唯一頼れる先発投手だ」
「私が信頼している投手はタナカだけよ」
「エース? タナカは今夜の試合で投げていない」
「セベリーノは私たちのエースであるはずだけど、後半戦は不振だったわ。ヤンキースファンとしての私の意見 タナカが上」
この日は試合開始8分前にブルペンでの投球練習を開始したため、プレーボールの時間を勘違いしていたのではないかという“疑惑”も報じられるなど、散々な結果となったセベリーノ。一方、辛辣なヤンキースファンとNYメディアから批判を受けることも多かった田中は、プレーオフ通算防御率1.50という安定感から絶大な信頼を寄せられている。
(Full-Count編集部)