MLB最優秀監督、アはレンジャーズ・バニスター監督、ナはカブス・マドン監督
マドン監督は3度目の受賞
米大リーグの最優秀監督賞が17日(日本時間18日)、発表され、ア・リーグはレンジャーズのジェフ・バニスター監督、ナ・リーグはカブスのジョー・マドン監督がそれぞれ選出された。
バニスター監督は監督就任初年度でチームを4年ぶりの地区優勝に導く活躍を見せた。2014年に67勝95敗と地区最下位に低迷したチームを1年で88勝74敗と再建。ダルビッシュ有が右肘の手術のために全休となりながらも、若手選手を積極的に起用する采配で、チーム史上6度目の地区優勝を達成した。
投票では1位票17票を集め、同じく就任初年度であったアストロズのヒンチ監督、ツインズのモリタ-監督の両者を抑えての受賞となった。
マドン監督は昨年10月にレイズとの契約を解除し、カブスの監督に就任。レイズの監督時代には低予算ながら若手の積極起用するなどの手腕で、2008年と2011年にア・リーグ最優秀監督賞を受賞した名伯楽は、カブス就任1年目で、通算3度目の受賞となった。
新人王に輝いたクリス・ブライアント内野手をはじめとした若手の抜擢などで5年連続で負け越していたチームの立て直しに成功。カージナルス(100勝)、パイレーツ(98勝)と強豪がひしめいたナ・リーグ中地区で97勝を記録し、メッツとのリーグ優勝決定シリーズにチームを導くなどその手腕をいかんなく発揮。カージナルスのマシーニー監督、メッツのコリンズ監督を抑えての受賞となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count