球審に“激怒“のサバシアをRソックス右腕が一刀両断「プレート上に投げないとね」
3回3失点のサバシアに5回1失点のポーセロが…「プレートの上に投げればストライク」
ヤンキースは9日(日本時間10日)、本拠地での地区シリーズ第4戦レッドソックス戦に3-4で敗れ、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出はならなかった。3回5安打3失点と踏ん張りきれなかったCC・サバシア投手は、前日に一塁塁審として3度の判定ミスを犯していたこの日の球審に“恨み節”。しかし、これを知ったレッドソックス先発のリック・ポーセロ投手は、ベテラン左腕をバッサリと斬っている。
この試合で、イニング終了後にアンヘル・エルナンデス球審の元に歩み寄り、厳しい口調で何やら話しかけることもあったサバシア。ヘルナンデス球審は、ヤンキースが1-16で敗れた前日の第3戦では一塁塁審を務め、チャレンジで3度判定が覆ったことが話題に。地元紙「ニューヨーク・ポスト」で「笑ってしまうほど酷い」と報じられるなど、米メディアに酷評されていた。以前から誤審が多い審判として有名だ。
自身の投球がぱっとせず、地区シリーズ敗退が決まった屈辱の一戦の後、サバシアはエルナンデス球審への怒りをぶちまけたという。地元紙「ニューズ・デイ」のティム・ヒーリー記者はツイッターで「彼(の判定)は間違いなく酷い。今日の試合でも球審の彼は酷い判定だったよ。(昨日は)一塁審の時もそうだったし。このようなプレーオフの試合で、どういう経緯で彼が審判を務めることになったんだろうね。凄いことだよ」という左腕のコメントを紹介している。
一方で、ヤンキース打線を5回4安打1失点に封じたポーセロは、サバシアの発言を“一刀両断”している。コメントをツイッターで伝えたのは、地元メディア「ボストン・スポーツ・ジャーナル」のコラムニスト、グレッグ・A・ビダード氏。快投した右腕は「(ホーム)プレート上に球を投げないとね、CC。アンヘル・エルナンデスの判定は良かったと思うよ。プレートの上に投げればストライクを取ってもらえるんだから。言いたいことはそれだけさ」と話したという。
ともにサイ・ヤング賞に輝いた経験のある両投手だが、29歳と脂が乗り切っているポーセロが、38歳のサバシアに“快勝”。その投球内容がそのままこの日の試合結果へと繋がってしまった。
(Full-Count編集部)