韓国が驚異の粘り、9回5安打4得点&李大浩が逆転V打 初代王者に王手
侍J先発・大谷に圧倒されるも降板後に大逆転
プレミア12韓国代表は19日の世界野球「プレミア12」準決勝・侍ジャパン戦(東京ドーム)で9回3点差を逆転勝ちし、4-3で決勝に進出、初代王者に王手をかけた。
驚異的な粘りだった。3点を追う9回。2番手・則本から連打で無死一、二塁。この試合初めて得点圏に走者を進めると、1番・鄭根宇(チョン・グンウ)が三塁線を破る適時二塁打を放った。
続く李容圭(イ・ヨンギュ)は死球で無死満塁。則本をマウンドから引きずり降ろすと、金賢洙(キム・ヒョンス)は3番手左腕・松井から押し出し四球を選んだ。これで1点差。4番のソフトバンク・李大浩は増井から左翼線2点打を放った。
敗色濃厚だった。大谷の最速160キロを連発するパワフルな投球に苦戦。4回1死の李容圭(イ・ヨンギュ)から5者連続三振。7回先頭で鄭根宇(チョン・グンウ)の中前安打で無安打投球を止めたものの、日本最速男に7回11三振、1安打無得点に封じられた。それだけに9回の打者10人5安打4得点は驚異的な粘りだった。
日本のプロ参加以降のオリンピック関連試合とWBCでの通算対戦成績は17試合で日本7勝、韓国の10勝となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count