ヤンキースがレイズ戦でトリプルプレー マウンドのサバシアは5年で3度目という強運の持ち主
打者、投手ともに2回連続での当事者となる奇跡
イチロー、黒田博樹、田中将大の所属するヤンキースが“奇跡的”なトリプルプレーを完成させた。
17日のレイズ戦。4点リードの2回無死一、二塁の場面で、レイズのショーン・ロドリゲスの強いゴロをサードのヤンガービス・ソラルテがつかむと、素早く三塁ベースを踏んで二塁へ送球し、ブライアン・ロバーツから一塁のスコット・サイズモアに送られてトリプルプレーが完成した。
何年に1度かしかお目にかかれないトリプルプレーだが、実は当事者2人はとても縁が深い。地元紙ニューヨーク・ポストによると、マウンドにいたCC・サバシアは、昨年4月12日のボルティモア戦でも味方の好守に助けられたという。
このときサバシアは、マニー・マチャドのセカンドゴロで一気に3つのアウトを獲得している。このセカンドゴロでは、最後に打者走者が一塁から飛び出すというラッキーにも助けられてトリプルプレーを達成した。
一方、サードゴロを打ったロドリゲスは、2011年8月16日のレッドソックス戦でも、トリプルプレーに倒れている。実は、その時がレイズにとって球団史上初の屈辱だった。
そして、この日のトリプルプレーは、達成した側もやられた側も、その時以来の経験。つまり、サバシア、ロドリゲスのどちらもがチームでは2回連続で当事者となった。あまりにも奇跡的な偶然と言えるだろう。