パドレス入りの斎藤氏がユニフォーム姿披露 “GM修行”に意欲「何でもやる」
パドレスの一員として高知市内で少年野球教室交流会参加
MLBサンディエゴ・パドレスのフロントにインターンとして加入する元楽天投手の斎藤隆氏が20日、高知市内で行われたパドレスの少年野球教室交流会で、新天地のユニフォーム姿を初披露した。同氏は1年間サンディエゴでGM修行に勤しむ覚悟を示した。
今季限りで現役を退いた斎藤氏は現役時代に2006年からメジャーで活躍。ドジャース、レッドソックス、ブレーブス、ブルワーズ、ダイヤモンドバックスの5球団でプレー。7年間で338試合に登板し、通算21勝15敗、40ホールド、84セーブ、防御率2.34の成績を収めた。
「ボスが右に行けば僕は右に行きます。左に行けといえば左に行きます。とにかくパドレスの一員として何でもやる覚悟。サンディエゴ・パドレスをどうか応援してください」
高知市内のホテルで、300人のファンを集めた交流会でこう挨拶。壇上ではサプライズでパドレスのユニフォームをプレゼントされた。
2016年シーズンから晴れてパドレスの一員となる男には背番号「16」が与えられた。満面の笑みで初めて新天地のユニフォームに袖を通した斎藤氏。パドレスではマイナーの育成面、スカウティングに加え、未来のGM修行に勤しむという。
「何であの選手がトレードに出されたのか。何故、この選手をトレードやドラフトで獲得したのか。僕はそういう部分を勉強したいんです」
今回の“フロント入り”は、ドジャース時代に親交の深かったパドレスのローガン・ホワイトGM付シニアアドバイザー(SA)に想いを打ち明けて実現。今季就任1年目に大型トレードを次々に実現させ、マット・ケンプ外野手から「ロックスター」と呼ばれたA・J・プレラーGMら優秀なフロント陣からメジャー最先端のチーム強化のメソッドを貪欲に吸収するつもりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count