侍J秋山、「今季最後の打席」でサヨナラHR 216安打の歴史的1年締めくくる

「ホームランを打つバッターじゃない」も、3位決定戦を制する貴重なアーチ

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プレミア12決勝トーナメント表

 侍ジャパン日本代表が21日の世界野球「プレミア12」3位決定戦・メキシコ戦(東京ドーム)に11-1で7回コールド勝ち。今季216安打でシーズン最多安打記録を樹立した、秋山翔吾外野手(西武)がコールドを決めるサヨナラ2ランをライトスタンドへ叩き込んだ。

「ホームランはたまたまです。ホームランを打つバッターじゃないので。たまたまいいタイミングで、いいところで一本出た」

 9-1と8点リードで迎えた第5打席は、あと2点でコールド勝利という場面。今シーズン、216安打の日本記録を樹立する歴史的なシーズンを送った27歳は、この打席をしっかりと「今シーズン最後の打席になるかもしれなかった」と認識していた。

 日本代表のリードオフマンは「周りの方に楽に打たせてもらいました」と大量リードの流れを作った攻撃陣、メキシコ打線を1失点にまとめた投手陣に感謝を表した。

 チームは悔しい3位という結果に終わったが、自身は最高の打席で歴史的1年を締めくくった。今後も侍ジャパンの1番打者を務めるべく、まずは来季も成績を残すことが求められる。西武のリードオフマンとして、来季以降の活躍にも注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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