韓国がプレミア12初代王者に 1次R敗戦の侍J&米国に決勝Tで連続リベンジ
“50発男”朴炳鎬が特大3ラン&李容圭がV打、金賢守も3安打3打点で米国に圧勝
世界野球「プレミア12」決勝戦が21日、東京ドームで行われ、韓国が米国を8-0で破り、大会初代王者に輝いた。19日の準決勝では侍ジャパン日本代表に8回まで0-3と劣勢だったが、9回に4点を奪い、大逆転。その勢いで米国にも圧勝した。
初回、韓国は先頭の鄭根宇(チョン・グンウ)がセンター前ヒットで出ると、二盗の後、李容圭(イ・ヨンギュ)がライトへのタイムリー二塁打。アメリカ先発のセゴビアから1点を先取した。
さらに3回、先頭李容圭が四球で出ると、続く金賢守(キム・ヒョンス)が右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打。これで2-0とした。
4回にはアメリカ2番手パウンダースから、1死満塁のチャンスを作ると、またもや金賢守がライト線へのタイムリー二塁打。4点差に広げると、なおも2死二、三塁から韓国球界2シーズン連続で50本塁打以上を放っている朴炳鎬(パク・ビョンホ)がレフトスタンド最上段に叩き込む特大3ラン。これで7-0とした。
一方、先発した金廣鉉(キム・グァンヒョン)は5回を投げ無失点の好投。2番手・林昶ミン(イム・チャンミン)、3番手・車雨燦(チャ・ウチャン)、4番手・鄭大ヒョン(チョン・デヒョン)、5番手・曺尚祐(チョ・サンウ)とつなぎ米国をシャットアウト。9回には鄭根宇の押し出し四球で1点を追加し、8-0。決勝の舞台で投打ががっちりとかみ合い、勝利を収めた。
1次ラウンドの開幕戦で日本に敗れ、第5戦の米国戦でも延長戦の末に競り負けた。しかしB組3位で進出した決勝トーナメントでは準決勝で日本に逆転勝利。米国にもリベンジを果たし、「プレミア12」初代王者の栄冠を手にした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count