逆王手のハム栗山監督「今日取れば、流れが大きく変わると信じていた」
同点の8回に大田が値千金の決勝適時二塁打
■日本ハム 4-2 ソフトバンク(14日・ヤフオクドーム)
日本ハムが接戦を制し、ファイナルステージ進出に逆王手をかけた。14日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンクとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」第2戦。同点で追いつかれた8回に大田泰示が決勝の適時二塁打を放ち、ソフトバンクに勝利。試合後の栗山英樹監督は「必死になってやっているんでね、もう1試合できるということが重要ですし、今日取れば流れが大きく変わると信じていっていた」とコメント。1勝1敗のタイとし、決着は15日の第3戦へもつれ込むことになった。
3回に横尾のソロ、4回にはアルシアの適時打が飛び出し、2点を先行した。先発のマルティネスは7回まで5安打2失点の好投。4回に中村晃にソロ、7回には高田に適時打を浴びて同点とされたものの、ソフトバンクにリードを許さなかった。
右腕の好投に応えるように、打線は8回に奮起。2死から西川が右中間フェンス直撃の二塁打で出塁すると、大田がフルカウントからの7球目、甘く入った真っ直ぐを弾き返した。打球は左翼の頭上を越える決勝の適時二塁打。さらに近藤にも右中間を破る適時二塁打が飛び出した。8回を宮西、9回を石川直が締めて競り勝ち、大きな1勝をあげた。
15日の第3戦で勝利すれば、ファイナルステージへ進出できる。先発に杉浦稔大を指名した指揮官は「取ってみれば、大きく流れが変わっているわけではなくて、相手は強い。もう1試合、うちの若い選手たちがこういう試合をできるというのが、すごく意味がある。明日取れば、もっともっとたくさんこういうゲームができる。それをさせてあげられるように、必死にやるだけです」と語っていた。
(Full-Count編集部)