2015年MVPはセパともに初受賞 過去の最多、複数回、両リーグ受賞者は?
王氏が最多9回受賞、江夏&小笠原氏がセパ両リーグで受賞
プロ野球のMVPが25日に発表され、セ・リーグはヤクルトの山田哲人内野手(23)、パ・リーグはソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が受賞した。
ともにトリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)を達成し、所属チームもリーグ優勝。山田は打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁で本塁打、盗塁、出塁率ともにリーグトップ。柳田は打率.363、34本塁打、99打点で、打率、出塁率でリーグトップに。両選手とも飛躍の年となった。
そのシーズンで最も活躍した選手に贈られるMVP。今回はともに初受賞となったが、過去には複数回受賞した選手が数多くいる。王貞治氏が最多の9回受賞。長嶋茂雄氏、野村克也氏の5回、イチローらの3回と続く。
また、両リーグで受賞したのは江夏豊氏と小笠原道大氏の2人のみ。江夏氏は1979年に広島、81年に日本ハム、小笠原氏は2006年に日本ハム、2007年に巨人で受賞した。
過去の複数受賞者は以下の通り(※カッコ内は初受賞の年)。
9回 王貞治 (1964)
5回 長嶋茂雄 (1961)
5回 野村克也 (1961)
3回 川上哲治 (1941)
3回 山本一人 (1946)
3回 山田久志 (1976)
3回 イチロー (1994)
3回 松井秀喜 (1996)
2回 若林忠志 (1944)
2回 別所毅彦 (1952)
2回 稲尾和久 (1957)
2回 藤田元司 (1958)
2回 長池徳二 (1969)
2回 山本浩二 (1975)
2回 江夏豊 (1979)
2回 落合博満 (1982)
2回 東尾修 (1983)
2回 古田敦也 (1993)
2回 工藤公康 (1993)
2回 松中信彦 (2000)
2回 小笠原道大 (2006)
2回 ダルビッシュ有 (2007)
2回 ラミレス (2008)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count