MLB専門TV局が前田健太を大々的に特集 「マエダという名前に備えろ!」
ポスティングでのメジャー移籍目指す右腕に「数多くの球団が興味を示す」
MLBの専門テレビ局「MLBネットワーク」がポスティングによるメジャー挑戦の可能性が高まっている広島の前田健太投手を特集した。人気番組「MLBトゥナイト」で大々的に取り上げている。
特集では「ケンタ・マエダという名前に備えておいた方がいい! すでに2013年のワールドベースボールクラシックで皆さんにはおなじみかもしれないが、マエダは日本の球団にアメリカの球団にポスティングで挑戦することを求めたと報じられている」と日本人右腕がメジャー挑戦の意向を持っていることをレポート。
広島で通算97勝67敗、防御率2・39、沢村賞を10年と15年の2度受賞、また、13年のWBCで3試合先発し、2勝1敗、防御率0・60というデータも紹介している。
同番組の解説者は「間違いなく数多くのメジャー球団が獲得への興味を示す。マーケットを見ればいい。27歳で先発ローテーションの2、3、4番手を投げられる投手がどれぐらいいるのか。いないでしょう。すごくユニークな存在だ」と評価。「変化球の制球が素晴らしい。前田は大きな興味を生み出すだろう」とも語っている。
反面、不安材料も指摘。日本人選手が最初の数年で活躍した後、試合数の多さなどにより壁に当たる傾向を挙げ、変化球などボールの回転数の多い投球スタイルやボールの違いなどから、「200イニングではなく、170イニングの男だろう」とも分析している。
最後に「もしも、彼のチームがポスティングにかけるとすれば、巨大な補強になる」と評されている前田。今オフのメジャー移籍の方針が固まれば、米国内でも大きな話題を呼びそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count