定位置奪取はならず 日ハム谷口の現在地「自分で道を作っていかないと」
開幕スタメンも1軍定着ならず、「ぽっかりと穴が空いたようなイメージだった」
日本ハムの谷口雄也外野手が、プロ5年目の2015年シーズンを振り返った。
通算2167安打をマークした稲葉篤紀氏(現・日本ハムSCO)から自身の後継者と期待され、今季は初の開幕1軍スタート。3月27日の楽天戦(札幌ドーム)では「8番・DH」で開幕スタメンを任されたものの、48試合出場で打率2割4分3厘、2本塁打、10打点だった。
女優・剛力彩芽似と言われる高校通算44本塁打の長距離砲は、今オフから千葉県内で独り暮らしをスタート。来季にかける思いなどを明かした。
――今年は初の開幕1軍で開幕スタメンだったが、夏場から1、2軍を行ったり来たりした。
「働いたイメージがないです。シーズン中盤であまり試合に出ていなければ、1軍にも帯同していなかった。ぽっかりと穴が空いたようなイメージ。ただ、(2軍で)時間をいただいたので、自分を見つめ直すことが出来た。来年に生かすことが出来ればいい」
――結果的にレギュラーをつかめなかった。ズバリ足りないことは?
「自分のパフォーマンスを常に一定に出せなかったことだと思います。調子の波が激しかったですね。去年も同じでしたし、いつまでもチャンスをくれる年齢ではなくなってくる。年下にもいい選手がいますし、どんどん自分で道を作っていかないと自分の立場が厳しくなってくると思います」