メジャー初の連投に「甲子園」を引き合いに出す現地メディアも 不慣れな役割でも勝利に貢献した松坂大輔に称賛の声
安定したピッチングでメッツ攻撃陣にリズムをもたらす
メッツの松坂大輔投手(33)がブレーブス戦の11回から登板し、3回を無安打無失点5奪三振1四球と好投し、延長14回でのサヨナラ勝ちに貢献した。メジャーでは、19日のゲームに続いて通算3度目のリリーフ登板で、初の連投。しかし、疲れを一切見せることなく、メッツの攻撃陣にリズムをもたらした。
米メディアは、右腕の好投を褒め称えている。
ニューヨークの地元紙ニューズデイは、松坂にとって2004年の日本シリーズ以来となる連投であることを紹介した上で「メッツのブルペンが崩壊状態の中、彼はこの役割を果たせることを証明した」と記した。松坂が米メディアの取材に対して「気持ちの面では初めから準備は出来ていた」と通訳を介して話したことも紹介。その精神力を絶賛している。
松坂といえばスターターのイメージしかないが、ブルペンでの役割を全うしている。もっとも、テリー・コリンズ監督は「(中継ぎ登板は)たいしたことではない」と説明。以前にも(日本で)連投があったことを把握しており、可能かどうかを本人にも確認してあったという。
また、ESPNも松坂の連投がメジャー初だったと記した。ただ、日本での右腕の伝説が、甲子園で17回を投げた翌日に登板して1イニングを投げ、さらにその翌日にはノーヒットノーランを達成して優勝した時から始まったとも言及。PL学園、明徳義塾、京都成章を破って日本一に輝いた高校時代の経歴を引き合いに出している。