PS好投続く元広島ブレイシアに米メディア絶賛 「最も信頼のできる救援投手」
ポストシーズンで7試合に登板し防御率0.00と圧巻の投球を見せたブレイシア
レッドソックスはアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズを制し5年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。強力打線を武器にレギュラーシーズンでも108勝を挙げるなど圧倒的な力を見せつけているが米メディアはプレーオフで好投を見せたブルペン陣に注目。元広島のライアン・ブレイシア投手を「最も信頼のできる救援投手」と称賛している。
ブレイシアはレギュラーシーズンで34試合に登板し2勝0敗、防御率1.60の好成績を残すと、ポストシーズンでも7試合に登板し計7イニングを4安打無失点、防御率0.00と完璧な投球を見せた。
米CBSスポーツ電子版は「レッドソックスのブルペンの中盤は、ポストシーズンで“お荷物”から“武器”へと変わった」と見出しを付け救援陣の奮闘ぶりを称賛。守護神・キンブレルに繋ぐ重要なポジションをブレイシアとバーンズが確立したことをレポート。
記事では今シーズン途中からメジャー昇格を果たしたブレイシアを「彼は去年の今頃は日本のホテルの一室にいたと、シリーズの序盤に冗談を飛ばしていた。7月に3Aから昇格して以降、信頼のおけるセットアッパーとして頭角を現した」と、ここまでの“成り上がり”ぶりを紹介している。
今季、レッドソックスの弱点であった守護神・キンブレルに繋ぐ橋渡し役が不在だったことについて「今シーズンの8回(イニング)における防御率はボストンの投手陣の全体で4.28となっている。それは球界で11番目に高い数字であった」と指摘している。
ブレイシア、バーンズがポストシーズンで著しい進歩を遂げ「チームにおける最も信頼のおける2人の救援投手と呼ぶことは、なんらおかしいことではない。彼らは10月に重要な問題を解決した」と伝えている。レッドソックスにとっては“救世主”ともいえる2人の存在。ワールドシリーズでも“逆輸入右腕”の活躍に注目が集まる。
(Full-Count編集部)