崖っぷち西武を救えるか 連日マルチの外崎、打順変更の可能性も「気にならない」
第5戦は必勝体制も「自分は常に必死にやっている」
■西武 – ソフトバンク(21日・メットライフ)
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦を落とし、後がなくなったリーグ覇者・西武。しかし、第3戦に続きマルチヒットを放った外崎修汰外野手の調子は上向きだ。「結果が出ている分、CSに入った時よりも以前の感覚に戻ってきた。CSってことで、ちょっと雰囲気とかは違いますけど、それに慣れてきたというか、どっしり構えて試合に入れているかな」と感覚はいい。
第3戦、第4戦は8番でのスタメン出場だったが、攻撃面でも戦力となっている森友哉捕手が負傷。負けたら後がない第5戦では、打順変更も予想される。それでも本来の姿を取り戻しつつある外崎に打順は関係ない。「たとえ打順が4番でも、1番でも気にならない。その時の試合展開やランナーの状況で『ここはこうするべきだ』という考えを持って、打席で対応していきます」と、臨機応変に対応していくつもりだ。
第4戦に敗れ、対戦成績はアドバンテージを含めて2勝3敗。第5戦は必勝体制だが「シーズン中も毎試合勝ちに行っていたので、試合に向かう気持ちは大きくは変わらない」とチームのスタンスは変わらない。外崎自身も「自分は常に必死にやっているので、それ以上に気持ちを高ぶらせたりとか、自分を追い込んで能力が上がるというものでもないので、今まで通りやりたい」と、普段通りで試合に挑む感覚を重視する。
大切な局面で復調した背番号5。普段通りの打撃をぶらさず、チームに流れをもたらしたい。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)