ドジャース、獲得候補に岩隈久志 大物右腕のDバックス移籍で動き加速へ
グリンキーとの再契約を逃したドジャース、次なるターゲットはクエト、岩隈ら
今オフにドジャースからフリーエージェント(FA)となったザック・グリンキー投手がダイヤモンドバックスと6年総額2億600万ドル(約253億3000万円)で合意したと米FOXスポーツが伝えた。ここまでドジャース、ジャイアンツが本命視されていた大物右腕のDバックス移籍。これによりドジャースはFA市場で他の先発投手の補強が急務となり、有力候補の1人としてマリナーズをFAとなった岩隈久志投手が挙がっている。
グリンキーとDバックスの契約合意をいち早く伝えたFOXスポーツのケン・ローゼンタール記者は自身のツイッターで、ドジャースがダイヤモンドバックスからのオファーを拒否したジョニー・クエト(ロイヤルズFA)と岩隈に興味を示していると速報。グリンキーが同地区の球団へ移籍したことを受け、“代替案”として先発陣の補強に本腰を入れて動き出すと伝えている。
岩隈の他にも、ジェフ・サマージャ(ホワイトソックスFA)やスコット・カズミアー(アストロズFA)の名が獲得候補として浮上。MLBの移籍交渉が活発的に行われるウインターミーティングに先駆けて、デビッド・プライス(レッドソックスにFA移籍)、グリンキーという今オフの目玉投手の移籍先が決定し、各球団は「市場2番手」の投手たちの動向に注目していくことが予想される。
岩隈はESPNのFAランキングで13位にランクインするなど、メジャー4年間で残してきた実績が高く評価されており、マリナーズのジェリー・ディポトGMも岩隈との再契約を優先事項として掲げている。かつて野茂英雄や黒田博樹ら日本の先発投手が実績を残したドジャースもグリンキーとの再契約を逃したことで潤沢な獲得資金を残しており、岩隈獲得の動きが本格化する可能性が出てきている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count