ド軍エース左腕カーショー、5回途中5失点と冴えず「もっといい投球をしないと」

Wシリーズ初戦で5回途中5失点で降板となったドジャースのカーショー【写真:Getty Images】
Wシリーズ初戦で5回途中5失点で降板となったドジャースのカーショー【写真:Getty Images】

ロバーツ監督は辛口「速球の制球が普段通りではなかった」

■Rソックス 8-4 ドジャース(日本時間24日・ボストン)

 23日(日本時間24日)に行われた第114回ワールドシリーズ第1戦は、2年連続出場のドジャースがレッドソックスに4-8で敗れた。先発マウンドに上がったエース左腕のクレイトン・カーショー投手は4回0/3を投げて7安打5奪三振3四球5失点と苦しい内容。「感覚はよかった。もっといい投球をしないと」と悔やんだ。

 立ち上がり、わずか8球で1点を失った。ア・リーグ首位打者ベッツに中前打を許すと、すかさず二盗を決められ、ベニンテンディの右前打で効果的に得点された。その後も味方打線が追いつくと失点する悪循環。4回こそ3者凡退としたが、安定感があるとは言い難い投球内容になってしまった。

 カーショー自身は「感触はよかった」と言うが、デーブ・ロバーツ監督は「速球の制球が普段通りではなく、ゾーン高めに浮いた。スライダーの曲がりもいつもとは違った」と指摘。同時に「相手もいい打席を重ねてきた」とレッドソックス打線を称えた。

 首位打者ベッツの他にも、今季打点王のマルティネスを擁するレッドソックス打線。この日はベニンテンディが球団史上3人目となるワールドシリーズ1試合4安打を放ち、代打ヌネスが3点アーチをかけるなど一筋縄ではいかない厚みを持つ。カーショーも「何であれ、負かすのが難しいチーム。ホームランも打てるし、打球をインプレーにしたり、ヒットを打ったり、球数多く投げさせたり、四球、盗塁、何でもできる」と、改めて手強さを感じたようだ。

 ワールドシリーズ初戦を制したチームは61.9%が世界一を手に入れた。ドジャースにとっては不利なデータだが、まだ1試合。第2戦で仕切り直し、勝敗を五分に戻したい。

(Full-Count編集部)

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