ピッチャーは一人じゃない プロが帽子の裏に書く自分へのメッセージとは

広島前田、DeNA三浦がひさしの裏に書いている言葉は?

 ピッチャーはマウンド上で孤独になる。時には冷静になれず、我を失うことがある。そんな時は、心を奮い立たせるために、落ち着きを取り戻すために、帽子をとって、ひさしの裏を見つめる。

 そこに家族の名前が書いてある選手もいる。自分には守るべき人たちがいると、力に変える。「気合」「平常心」「感謝」・・・その他にも座右の銘や、好きな四字熟語などをよく見る。高校野球の現場からプロ野球の世界まで様々だ。

 広島の前田健太は「人生楽笑」(じんせいらくしょう)。知人の歌手が好きな言葉のようで、つらいときもこの文字を見て、乗り越える。大好きな野球を楽しく! そんな言葉が自分の気持ちを強くする。

 DeNAの三浦大輔投手は「Hit it ! If you can」。直訳すると「打てるものなら、打ってみろ」。自身のグッズなどにも使われているこの言葉は、投手に最も必要な闘争心が込められている。ピンチでも、疲労が増してきても、この言葉でなんとか乗り切る。

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