大谷翔平の尽きることのない向上心 「野球はオフにうまくなるもの」
栗山監督も「世界一の投手」への成長期待、21歳は「まだまだ基礎が出来ていない」
日本ハムの大谷翔平は2億円プレーヤーとして迎える来季へ向け、昨オフに続いて千葉・鎌ケ谷市の球団施設などで自主トレする。
大谷は4日に球団と契約更改交渉に臨み、ダルビッシュに並ぶ高卒4年目の来季年俸2億円(推定)でサイン。さらなる飛躍が期待されている。
今季、初の開幕投手を務め、15勝5敗、防御率2.24、勝率7割5分で、パ・リーグ投手3冠。ベストナインにも選ばれた。シーズン後には、侍ジャパン日本代表の一員として世界野球「プレミア12」に出場し、韓国との開幕戦(札幌ドーム)で6回10奪三振、2安打無失点。継投失敗でチームは逆転負けしたものの、準決勝・韓国戦(東京ドーム)でも7回11奪三振、1安打無失点と圧倒的な投球を見せた。
侍ジャパンの小久保監督から17年WBCでエースと期待を受けるストイックな21歳は、オフ期間中の自主トレの重要性を分かっている。「オフは個人の力を伸ばす時期だと思っている。野球はオフがうまくなるものだ、と思っていますし、その気持ちで頑張りたいなと思います」と言う。