バーネットが来季ダルビッシュの同僚に? レンジャーズが興味、米紙報じる
レンジャーズの補強リストにヤクルト守護神、GM認める
今季、セーブ王に輝いたヤクルトのトニー・バーネット投手がダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズに移籍する可能性が急浮上している。地元紙「スター・テレグラム」が報じている。
バーネットは今オフ、ポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を希望。ヤクルトも容認して手続きを行ったが、MLB球団との交渉がまとまらなかった。しかし、引き続きメジャー移籍を目指すことになり、ヤクルトが保有権を放棄。自由契約となっていた。
記事では、レンジャーズがウィンターミーティング中にバーネット獲得に動いたことを伝えており、すでに一定の層を誇るリリーフ陣に32歳の右腕を加えることで安定度を高めることが可能と指摘している。現有の投手をトレード材料とするメリットも生まれることにも触れている。
さらに同紙のジェフ・ウィルソン記者はツイッターで続報をレポート。「ジョン・ダニエルズいわく、レンジャーズの現在の目的は先発投手、ブルペンの補強と明言。日本のクローザー、バーネットへの興味を認めた」と、ダニエルズGMがバーネットをリストアップしていることを伝えている。
バーネットは2006年にダイヤモンドバックスにドラフト10巡目指名を受けたが、メジャーでの登板機会はなく、2010年にヤクルトに移籍。2012年と15年にセーブ王に輝くなどNPBで一気に頭角を現した。今季は3勝1敗41セーブ、6ホールドで防御率1.29の大活躍でヤクルトのリーグ優勝に貢献していた。来季、右肘手術から復帰予定のダルビッシュと必勝リレーは実現するか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count