日本ハム陽岱鋼、サインか越年覚悟か―注目される2回目の契約更改交渉
球団では3年ぶり保留者、陽が15日に2度目の契約更改交渉へ
日本ハムの陽岱鋼外野手が15日、札幌市内の球団事務所で2回目の契約更改交渉に臨む。
今月2日の第1回交渉では4000万円ダウンの年俸1億6000万円の単年契約を保留。今季は5月4日の楽天戦(札幌ドーム)で一塁ベースにヘッドスライディングをした際に左手を骨折。約2か月の長期離脱が響き、86試合出場で打率2割5分9厘、7本塁打、36打点だった。
陽は「思っていた評価ではなかった。びっくりしました。(ダウン提示は)想定していなかった。きついです」と口をゆがめていたが、15日の交渉では球団側から新たな上積みはないと見られ、正中堅手がどこまで歩み寄れるかが焦点となっている。
日本ハムファンには悪夢がよぎる。球団では12年の糸井嘉男外野手(現オリックス)以来3年ぶりの保留者。その糸井は交渉の席で13年シーズン後のポスティングによるメジャー挑戦の意向を伝えていたが、球団は容認しない方針を変えず。それが引き金となって、翌13年1月下旬にオリックスへ電撃トレードとなった。