Rソックス悔しい黒星もコーラ監督後悔なし 第4戦先発は「左腕の可能性大」
延長12回から6イニング1失点のイオバルディを絶賛「アメージング」
■ドジャース 3-2 Rソックス(日本時間27日・ロサンゼルス)
レッドソックスは26日(日本時間27日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた第114回ワールドシリーズ第3戦に2-3で惜敗した。延長18回、7時間20分のワールドシリーズ史上最長記録で決まったサヨナラ試合。第4戦に先発する可能性のあったイオバルディが延長12回から6イニングを力投するも力尽きた。アレックス・コーラ監督は、チームのために救援と先発を行き来するイオバルディについて「アメージング」と絶賛した。
控え捕手も含めて野手全員を起用。投手も9人を注ぎ込んだが勝てなかった。序盤の選手起用法に後悔はないか質問された指揮官は「全然ない」と断言。「試合の流れが選手起用を決めるものだ」と話し、要所要所で下した決断に迷いを見せることはなかった。
延長12回からマウンドに上がったイオバルディは、2016年夏に2度目の右肘靱帯再建手術を受け、今年5月30日にメジャー復帰。わずか5か月ほどで状態は大きく上向き、この日も90球を超えても球速は98マイル(約158キロ)を記録したほどだった。黒星こそついたが、戦列復帰から間もないことを感じさせぬ力投に、コーラ監督は「今夜の彼の投球はアメージングだった」と繰り返すしかなかった。
気になる第4戦の先発投手は「未定」としたが、地元記者の誘導尋問に「誰かが先発マウンドに上がる。左腕の可能性は大きいかも(笑)」とエース左腕セールの可能性を示唆した。
死闘に敗れたが、対戦成績は2勝1敗とまだリードしている。気持ちをリセットして第4戦に臨み、5年ぶり世界一に王手をかけたい。
(Full-Count編集部)