米専門家はマエケンをどう見ているのか 光る制球力、求められる投球回
ドジャースが有力候補に浮上する前田、日本人右腕に求められるものは?
今オフ、広島がメジャー移籍を容認したことで米国内でも大きな注目を浴びている前田健太。複数の球団が移籍候補として浮上する中、ここにきてドジャースが最有力として報じられている。ドジャースの地元紙「ロサンゼルスタイムズ」はFAの元中日左腕チェン・ウェインと比較しながら、前田はドジャースに必要な投手という論調で報道。「不確実性は存在するが、彼の実績は有望そのもの」と評している。
そんな中、MLBが運営するスポーツチャンネル「MLB Network」の番組「MLB NOW」で前田特集を実施。同番組は話題になっているトピックに関して専門家やジャーナリスト、元選手などが議論する内容で、今回はドジャース移籍が報じられるマエケンについて、様々な見方が飛び出した。それについて以下に紹介したい。
まず、前田については「ほとんど打者に四球を与えない。日本では1500回以上を投げて、319四球しか許していない。ストライク先行で攻める投手」との印象が語られ、制球力や安定感が評価された。
一方で課題とされたのはイニング数だ。今オフ、ドジャースは右腕グリンキーがダイヤモンドバックスへと移籍し、エース左腕カーショーに続く柱が必要な状況となっている。新たに獲得する投手にはより多くの投球回を投げることが求められるが、この点について前田は疑問視されている。