戦力外左腕&エース右腕復活、“5年周期”不発…ロッテの2015年10大ニュース

ゴールデンイヤーにCS進出も日本Sに届かず、ロッテの2015年を振り返る

 2005年、2010年に下剋上での日本一を達成したロッテにとって、2015年はその「ゴールデンイヤー」周期の年だった。前半戦はなかなか勢いに乗りきれなかったものの、後半戦になると試合巧者らしいゲーム運びで徐々に浮上。最終盤では西武との激しいデッドヒートの末に3位の座を確保し、終わってみれば73勝69敗1分と勝ち越してシーズンを終えた。

 投打ともに小粒な戦力ながら、若手とベテランが要所で支え合うというまさにロッテらしいチーム力でクライマックス・シリーズ(CS)進出を果たした2015年。Full-Count編集部ではそんなチームで今年印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返った。

○10位 DeNA戦力外のチェン活躍

 昨オフに4年間在籍したDeNAを戦力外となり、入団テストを経てロッテに加入した左腕チェン。開幕第2戦の先発に大抜擢されると14試合に登板して5勝(4敗)を挙げ、日本ハムとのCSでも先発の大役を務めた。25歳と年齢面でもまだまだ伸びしろを感じさせており、来季は2桁勝利への期待が高まる。

○9位 ドラ1中村奨吾、1軍定着

 昨年のドラフト1位指名で入団した中村は開幕から1軍に定着。本職は内野手だが、外野手としても17試合に出場するなど、随所で玄人好みの光るプレーを見せた。4月30日の西武戦で放ったプロ初本塁打は先頭打者弾となったが、新人のプロ1号が初回先頭打者本塁打となるのは球団史上初だった。お立ち台に上がった際は「とてもうれしいです。1打席目からどんどん振っていこうという気持ちで打席に入った結果がホームランになった。ライトフライかと思ったんですが、風に乗ってくれました。最高です」と笑顔を見せていた。

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