プロ野球年俸上位者が変動 2016年、セパ高額年俸上位選手は?

2016年、投手&野手それぞれの年俸上位者は?

 プロ野球各球団ともに新シーズンに向けて準備を進める中、契約更改も大半が終了した。今オフは球史に残る大幅ダウンやアップ査定が目立ち、日本人選手の年俸上位者の顔ぶれも変動している。

 2015年シーズンの球界トップは阿部慎之助の5億1000万円だった。しかし、シーズン中は打撃不振に陥り、打率2割4分2厘、15本塁打、47打点。規定打席にも届かず、1億8400万円ダウンの3億2600万円となった。また、金子千尋(オリックス)とともに球界2位の5億円を得ていた巨人・杉内俊哉も負傷に苦しみ、6勝6敗、防御率3・95と不本意なシーズンに。2016年は4億5000万円のダウンで5000万円となった。

 また、セ・リーグで年俸上位だった広島の前田健太(年俸3億円)はメジャー移籍が確実となり、同じく年俸3億円だった中日・岩瀬仁紀は左肘痛の影響で1軍登板なしとなり、2億5000万円ダウンの大減俸となった。

 一方で8年ぶりに古巣復帰を果たした広島の黒田博樹は初年度で26試合に登板し、11勝8敗、防御率2・55と活躍。悩んだ末に2016年も現役続行することを決断し、2億円増の年俸6億円でサインした。40歳右腕が日本球界最高年俸となったことは米国でも話題となっており、ニュージャージ州最大のニュースサイト「nj.com」も「元ヤンキースのヒロキ・クロダが日本で最もリッチな選手となった」と報じている。

 プロ3年目の阪神・藤浪晋太郎も自身初タイトルとなる最多奪三振(221三振)を獲得するなど躍進し、8500万円増の1億7000万円に。トリプルスリー、本塁打王、最多盗塁と飛躍したヤクルトの山田哲人も1億4000万円アップの2億2000万円と一気に上位に食い込んできた。パ・リーグでも同じくトリプルスリー、首位打者など大活躍した柳田悠岐が3倍増の2億7000万円でサインしている。

 果たして今季の年俸上位者はどのような顔ぶれとなっているのか。以下が現時点で契約更改を終えているセパ日本人投手、野手それぞれの年俸上位トップ5だ。

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