ダル、「MLBで最も魅力的な16人」に 「戦いの行方を一変させる能力ある」
注目高まるダルビッシュの復帰、米サイトが2016年魅力的な存在16人に選出
昨季右肘靭帯損傷によりトミー・ジョン手術を受けたレンジャーズのダルビッシュ有投手が今季メジャー注目の16人に選出されている。米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」が「MLBで最も魅力的な16人」と特集したもの。
リハビリを乗り越えようとしている日本人右腕の復活は全米で大きな注目を集めている。近年、メジャーではトミー・ジョン手術を受ける投手が増加。記事では、現在レッズのホーマー・ベイリー、レイズのアレックス・カッブ、ドジャースのブランドン・マッカーシー、メッツのザック・ウィーラーらが大手術からの復活を目指していることを紹介。その上で、「ダルビッシュこそ、手術を終えた選手の中でエースだ。4月は欠場となるために、彼のイニング数は限定されることになるが、現在コール・ハメルズを擁するローテーションに再び加わるダルビッシュは強豪ぞろいでダイナミックなア・リーグ西地区の戦いの行方を一変させる能力を持っている」と日本人右腕の復帰に注目している。
昨季故障者続出のレンジャーズはジェフ・バニスター新監督の下でア・リーグ西地区優勝を果たした。だが、同地区にはアストロズ、エンゼルスに加え、青木宣親外野手が加わり、岩隈久志投手も再契約したマリナーズなど強敵が揃っている。熾烈なプレーオフ争いの行方を、ダルビッシュの復帰が大きな影響をもたらすと分析している。
他の魅力的な15人には12月にMLBと新労使協定を結ぶことになるMLB選手会のトニー・クラーク専務理事から、エンゼルスの天才マイク・トラウト外野手、トレードの噂の絶えないマーリンズのホセ・フェルナンデス投手、今季限りで現役引退を発表しているレッドソックスの指名打者、デビッド・オルティスらが選出されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count