村田、内海、涌井、中村に中島も…複数年契約結ぶ主な選手の昨季成績は?

日本球界でも増える複数年契約、成績を落とす選手も…

 近年、日本のプロ野球でも複数年の大型契約を結ぶ選手が増えてきた。2年目以降の契約を保証されるということは、球団から信頼されている証。また、チームに欠かせない存在となった選手、FA権取得が目前の選手、さらにはFA宣言した選手の獲得や残留のための複数年契約提示は、その実績に対する評価の1つでもある。

 昨オフ、メジャー移籍を目指して海外FA権を行使した鳥谷敬内野手に対して、阪神は年俸4億円の5年契約を提示。遊撃手ながら、10年連続全試合出場、3年連続フルイニング出場を達成した鉄人に最大級の評価を示した。

 また、2014年に沢村賞とMVPをダブル受賞したオリックスの金子千尋投手も国内FA権を行使したが、球団は4年総額20億円プラス出来高で慰留。ソフトバンクの内川聖一外野手、西武の中村剛也内野手らは、変動制の複数年契約を結んでいる。チームの主砲に対する球団の絶対的な信頼と誠意が表れていると言えるだろう。

 一方で、複数年契約を結んで成績を落とす選手も少なくない。メジャー時代の黒田博樹投手は、複数年を提示されてもあえて単年契約を選び、1年1年が勝負と考えて気持ちを奮い立たせていた。大型契約を結んでいる主な選手たちは昨季、実際にどんな成績を残したのか。以下が昨季年俸と成績、そして()内が契約更改後の今季年俸となっている。

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