【侍ジャパン】G岡本、あるぞ4番起用 山川が筆頭候補も、稲葉監督「どこかで」
日本シリーズMVPの甲斐について「盗塁阻止は大きな役割」
野球日本代表「侍ジャパン」は、7日にヤフオクドームで「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」チャイニーズ・タイペイ戦を戦う。試合前日となる6日にはヤフオクドーム内で両チームが練習を行い、侍ジャパンは9日からの「2018日米野球」に先駆けて行われる一戦に備えた。
ヤフオクドームで行われた練習を見守った稲葉篤紀監督。来年のプレミア12、そして2020年東京五輪に向けた貴重な強化の場となるチャイニーズ・タイペイ戦、そして「2018日米野球」に向けて、選手の動きをチェックした。練習終了後には「しっかり調整してきてくれたと感じている。投手もいいボールを投げていたし、ジャパンに対する思いが伝わってきた」と、まず初日を満足げに語った。
フリー打撃中には岡本和真内野手(巨人)らに対しての打撃投手を務めた。今季、巨人で4番を務め、史上最年少で「3割30本100打点」を記録した大砲のバッティングを目の当たりにし「ボールを捉えることが上手だなと。飛ばすバットの角度の入れ方が上手」と称賛。4番は、山川穂高(西武)が入る可能性が高いが、「どこかで4番も考えている」とした。
3日まで日本シリーズを戦っていたソフトバンクと広島勢は、まだ疲労が残る中での招集となっており「疲れもあるだろうし、かといって試合間隔が空くのも良くない」と状態を見極めて慎重に起用していく模様だ。
その日本シリーズで一躍脚光を浴びた甲斐拓也捕手については「MVPというのはどちらかというとバッティングで目立った人が選ばれるもの。それを守備で取ったというのは価値がある。日本の投手を引き立ててやってほしい」と称賛。さらに、盗塁阻止に関しては「盗塁はU-23を通じても、非常に大きな攻撃力になっている。それを阻止できるのは大きな役割を果たすことになる。逆に日本としては盗塁を仕掛けてプレッシャーをかけてやっていく必要がある」と期待していた。
(Full-Count編集部)