日本人投手に「怪我がち」イメージ? マエケン契約は今後の主流となるのか

前例を見ない「基本給低+インセンティブ高」、前田モデルが基本となる可能性も

 新年早々、晴れてドジャース前田健太が誕生した。広島時代と同じ背番号「18」のユニフォームを身にまとい、屈託のない笑顔を見せる前田の姿が印象的だったが、今回の契約で注目を浴びるのは、やはり前例を見ない「基本給低+インセンティブ高」という契約内容だろう。

 入団会見では、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長、そして前田自身もフィジカル検査の中で「イレギュラーなところがあった」と認めている。どの箇所にどんなイレギュラーがあったのか詳細は明かされていないが、地元の報道によれば肘と肩に多少の懸念が見つかったということだ。現時点での自覚症状やプレーする上での支障は何も確認されていないが、将来的に故障し、手術しなければならない可能性が十分あるということで、今回のような契約内容になったというわけだ。

 契約金も含めた8年2500万ドルの基本給だが、インセンティブがすべて行使された場合には、総額1億2100万ドルを超える大型契約になる見通し。フリードマン編成本部長は「(将来的な故障の懸念が)契約内容に影響を与えた」と認めているが、そこには近年メジャーで続く日本人投手の故障歴も大きな関わりがありそうだ。

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