大物が期待外れに終わることも…今季各チームの浮沈の鍵握る新助っ人は?
近年ではパディーヤ、ユーキリス、ベタンコートなどが期待外れに…
キャンプイン(2月1日)まで約3週間となり、各球団の戦力が固まってきた。チーム浮沈の鍵を握る新外国人選手との契約も続々と発表されている。MLBで実績のある選手がNPBでも活躍できるかは、実際にプレーするまで分からない。鳴り物入りで入団してきた大物が期待外れに終わるケースも多い。
近年では、メジャー通算108勝の実績を引っさげて2013年にソフトバンクに加入したビセンテ・パディーヤ投手が、16試合登板、3勝6敗、防御率3.84の成績に終わり、1年で退団した。
2014年に楽天に加入したケビン・ユーキリス内野手も超大物として期待されたが、実力を発揮できず。故障を理由に5月に帰国し、そのまま退団した。同年は、MLB通算1156試合出場の実績を誇るユニエスキー・ベタンコート内野手がオリックスに加わったものの、同じく怪我を理由にシーズン途中で帰国。キューバの大物フレデリク・セペダ外野手も成績を残せず、昨季終了後に退団が決まった。
また、セペダと同じくシーズン途中に加入したキューバの大物ユリエスキ・グリエル内野手は、62試合出場で打率.305、11本塁打、30打点と活躍。しかし、昨季開幕前には加入が決まっていた弟のルルデスと共に負傷を理由に来日が延期に。結局、再び日本に来ることはなく契約解除となり、批判を浴びた。
2015年は、日本ハムのジェレミー・ハーミッダ外野手、楽天のギャビー・サンチェス内野手、巨人のホアン・フランシスコ内野手などがMLBで豊富な経験を誇っていたものの、期待外れに終わり1年で戦力外となった。
一方、前評判通りの活躍を見せた選手もいる。2013年は巨人のホセ・ロペス内野手(現DeNA)、DeNAのナイジャー・モーガン外野手が活躍。楽天のケーシー・マギー、そしてメジャー通算434本塁打のアンドリュー・ジョーンズとMLBで実績十分の2人は期待通りの成績を残し、球団初の日本一に大きく貢献した。