センバツV右腕、「まずは野手」も将来二刀流? 大谷もエール「参考材料に」
日ハム栗山監督、ドラ4平沼に「投手の夢もあきらめずに持っておけ」
日本ハムの大谷翔平投手が9日、ドラフト4位の敦賀気比高・平沼翔太内野手へエールを送った。千葉・鎌ケ谷市の球団施設で新人合同自主トレがスタート。将来的な二刀流育成プランのある18歳について、「必ずしもやって欲しいとは思わないですけど、好きでやるなら頑張って欲しいです」と後押しした。
平沼は高校通算21本塁打、50メートル走5・8秒の俊足好打に加え、甲子園ではエースとして昨春のセンバツ制覇。球団は遊撃手として育成する方針だが、大渕スカウトディレクターが「遊撃のレギュラーとなったあかつきには二刀流の話が出てくるかもしれない」と話すように、最速144キロの右腕にも期待している。
プロ入り時は投手と打者の二刀流を続けていくことには賛否両論があった大谷。この日の自主トレで初めてブルペン入りした剛腕は、「僕は3年しかやっていないけど、一応やっているので。参考材料になるかなと思います」と、18歳の持つ可能性に期待を込めた。
平沼は昨夏の甲子園が終わってからブルペン投球などもせず、野手の練習をしている。新人合同自主トレ初日を視察した栗山監督からは、「投手の夢もあきらめずに持っておけばいい。まずは野手として1軍へ上がってこい」と声をかけられたという。
「監督から、そういう声をかけてもらって、うれしかったです。まずは野手として、1日でも早く1軍に上がりたいです」と平沼。大谷に続き、センバツ優勝右腕が“二刀流プレーヤー”となるか注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count